【この章のまとめ】
・症状別データ復旧料金まとめ
・なぜデータ復旧はこんなに高い?
・中小企業、個人ユーザーは中堅データ復旧会社に依頼すべし
・CADなどのデータが入っている設計、建築、土木関係客の復旧は高い!!
・意外と予算をハッキリ伝えると合わせてくれる
・データ復旧会社とてバカみたいには儲からない |
症状別データ復旧料金まとめ |
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それでは最後にパソコン、外付けハードディスクの症状別のデータ復旧料金をまとめてみました。
故障症状とその故障レベル、容量、レベル規定、交換パーツの有り無し、等・・・会社によって違うので幅を持たせますのであくまでも目安と思って下さい。
【内蔵HDD/外付けHDDのデータ復旧料金】
軽度障害 ・・・7~15万
(ファームウェア障害、基本ファイルの損傷等 ※破損程度により幅有り)
中度障害 ・・・10~25万
(多数の破損領域、中~重度の論理障害、~中度の基板破損、中度の物理障害)
※障害程度により幅有り
重度障害 ・・・20~35万
(主な原因 異音がする、基板ショート、落下、記録面損傷など物理障害)
※障害程度により幅有り
これらに、場合によってはバックアップディスク代(\8000~\20000)や送料、消費税が
加算される場合がございます。
※容量によって前後する場合もございます。
※破損レベルや作業の難易度によってこれらより大きく前後する場合もございます。
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なぜデータ復旧はこんなに高い? |
データ復旧の料金が高い理由ははっきりいって
会社運営の高コストと需要バランスでしょうね
やはり需要の多い東京のど真ん中、銀座、丸の内、新宿に位置する事務所を構えてる会社が多く
家賃もスゴイです、しかも、東京の人件費も高コストの原因。
さらに、インターネットなどの広告費も以外と高コストの原因となっています。
データ復旧用の機材代もバカになりません解析機が1台あたり80万~最新版だと180万前後、
それの維持費。
クリーンルームや設備費などもかかります。
更に、料金が高いとキャンセルされるお客様も多く、それにかかったコストもおのずとデータ復旧
されるお客様の料金へ転嫁されていきます。
よって、平均15万~40万程度(故障具合による)の相場が出来てきております。
まぁ、しかし、高利益率の企業ユーザーをメインターゲットとしているのでキャンセルの多い
個人ユーザーは見積もりOKが出れば儲けもん位の考えでした。
企業客への見積もりは同じ故障具合でも個人ユーザーと比べ半端な金額じゃありませんでした。
個人客へは電話口で症状を聞き、異音がすると「30~35万前後ですね」と伝えます。
そこでその金額に恐れをなした個人ユーザーは送ってきません。 会社としてはどうせキャンセル
される余計な仕事をしなくてすむので、そこの会社はそんな個人客をふるいにかけていました。
今はどうかしりませんが・・・
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中小企業、個人ユーザーは中堅データ復旧会社に依頼すべし |
「データが復旧出来る理由、データが復旧出来ない理由」でも述べましたが
故障具合によってはいくら技術力がある会社だろうとなかろうと復旧出来ないものは
出来ないのです。 もし、出来たとしても重傷のものは大手の復旧会社ですと60万~150万以上の
見積もりが出て個人ユーザーや予算の無い会社には到底支払える金額ではありません。
また、必ずデータ復旧の条件が付き100%に近いデータが戻るとは限りません。
では格安会社はというと・・・はっきり言って市販ソフトレベルでの復旧しか請け負わないとこが
殆ど、それ以外のレベルの症状は技術的に不能。
地方から元払い発送して「復旧不能」で着払い返送。もう、これだけで約5000円近くのコストが
かかります。 簡単な作業を数で稼ぐデータ復旧サービス会社です。
また、表示は安いけど「5GBまで」それ以上「10GBごとに\9000円」これも要注意です。
100GB以上あるとたちまち10万、20万とかえって割高になる場合もあります。
5GB=\29800 200GBデータがあると
\29,800 + (200G-5G) ÷ 10G × \9,000 = \200,800 となります
これら考慮すると個人ユーザーや中小規模企業ユーザーは中堅のデータ復旧会社に依頼するのが
バランス、料金的にもベストだと思います。
(故障症状や障害の程度によっては高い場合もあります)
【参考ページ】データ復旧業者まとめ
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CADなどのデータが入っている設計、建築、土木関係客の復旧は高い!! |
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CADデータなどの設計・建築・土木関係客のデータ復旧はハッキリいってドル箱料金です。
特に年度末になってくると顕著です。 それ関係のお客様はご注意くださいね、
私の勤めていた会社では上が、一発目から60万以上100万前後の指示が出たことも頻繁
故障症状関係無しです(笑)
中には超軽度な障害で250万円で一発OKのお客様もいて驚きました。
迫る年度末、終わらせないといけない工事とその提出書類などそれがないとライフラインとなる会社
はもうお金出しでもデータが欲しい・・・悲しいのか嬉しいのか需要と供給のバランスで言い値の世界
ですね。
この様に、動くお金が大きい建築・土木関係や金融、通販会社などは時季によっては高くなる傾向があるのでご注意下さいね。
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意外と予算をハッキリ伝えると合わせてくれる |
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これまで読まれたとおり意外と、見積もり曖昧というか適当というかです。
問い合わせる時にある程度の自分で出せる予算を伝えるというのも得策です。
もちろん、べらぼうに安い1万とか3万とか言うと、面倒な客扱いか絶対キャンセルする客と思われ
頭っからお断りされるでしょうから、
「10万以内で何とかなりませんか?」
「10万~15万だと何とか出せるのですが・・・」
「20万以内で出来そうに無い時はそれ以上は出せませんのでごめんなさい」
みたいなニュアンスでメールでお願いすると良心的な会社ですと
例えば通常だと12万8000円が10万8000円位の見積もりになったり
20万程度の案件も17万前後になったりします。
大体10万~30万が平均相場なので逆提示する場合もそのあたりの相場も考慮しないとあまり安く
2~3万で・・・とか、ふっかけると良心的な会社もバカじゃないのでそっぽ向きます。
もちろん、それでは復旧会社さんも赤字ですから応じるハズがございません。
そうなると自分にも何の利益もないので注意が必要です。
また、どうしても重度な障害を負って中堅レベルでも30万、40万しそうな案件も5万~数万と割引
きが有るかもしれません。
大手の会社だともともと60万て言ってお客さんが考えている間に50万で!30万で!と、値引きして
いくと半額なった時点でOKが出たりします。 会社的には何もマケてないんですが(笑)
人間心理ておもしろいですね!
【参考ページ】データ復旧のデータ復旧料金まとめ
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データ復旧会社とてバカみたいには儲からない |
今までを読んでいるとデータ復旧会社て、意外と儲かるのかなぁ?と、思われたでしょうが
中には 「何で8000円で買ったHDDの修理が10万も20万もかかるんだ!」
て、凄い見幕で怒鳴られるお客様もいらっしゃいますが、前述の経費がかかった上に税金や何やを
差し引くと1台当たりの利益てしれているんです。
20万、30万する案件より10万円程度の案件の方が時間経費という観点からはずっと儲かります。
うどん屋さんで素うどんが一番利益率が高い様なものですね(笑)
ですから、ある程度都心の需要が多く利益率の高い企業ユーザーが多い場所に集中してくるのです。
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【Documents】 |
外付けハードディスクのデータ復旧マニュアル |
外付けハードディスクが認識しないのは何故か? |
データが復旧出来る理由、データが復旧出来ない理由 |
データ復旧のコストまとめ |
データ復旧の自爆状態まとめ |
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【Favaright link】 |
ナンバーズ予想屋速報 |
分解野郎 |
ハードディスク復旧マニュアル |
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