壊れたハードディスクからデータがなぜ復旧出来るのか?
単純に言うと、『データがそこに記録されたまま残っている』からです。
それ以外の何者でもありません。
下の図を見てみましょう。
例えば、File.4を削除するとハードディスクは記録ファイルを管理するファイル上からFile.4を削除しただけで、実際のFile.4を消しません。 そう、見かけ上消してしまうのです。
まだ記録面上にはFile4は残っている可能性があので取り出せる可能性があります。
ハードディスクが機械的に壊割れている場合でも、基盤、モーターの故障などの場合は比較的
データ記録面は無傷の場合が多いです。 その様な場合はデータ復旧は間違いなく出来るでしょう。
論理障害(簡単に言うとデータ的な損傷です)の場合はファームウェア(ハードディスクを
制御する基本ソフトウェア)の破損、データを管理するデータファイルの破損などが大半を
しめます。 前者が破損すると異音を出したり、電源は入るが認識出来ない症状を引き起こ
します。 後者は「フォーマットされていません」などの症状が出ます。
この様な場合は、8割方データは安心と思っておいて良いでしょう。
ただし、ディスク管理領域の記録面が傷ついたりするとデータが残っていても取り出せない可能性も
あります。
【参考ページ】「フォーマットされていません」が出る理由
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